NComputingは、スティックPCをクライアントやサーバ製品に組み込む。以前は独自のプロセッサやクライアントハードウェアを設計していたが、研究開発コストが高くなり、2年をかけて新しいシンクライアントに開発を切り替えた。これを契機に同社の方針は変わっている。
「2年前、当社は基本的に『Raspberry Pi 3』デバイスを利用して商用の信頼性が高い企業向けシンクライアントを開発するプロジェクトに乗り出した」と話すのは、NComputingで最高技術責任者(CTO)を務めるリチャード・シャー氏だ。
NComputingのシンクライアントの基盤となるRaspberry Pi 3コンピュータは安価なため、同社が用意するオプションも非常に安価になっている。例えば、「RX300」は約99ドルで入手できる。
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