OfficeやWindows 10を“サブスク”利用できるMicrosoft 365 そのプランは?各プランの構成要素を比較

OSとオフィススイート、管理ツールを組み合わせた「Microsoft 365」には、多様な企業のニーズに応えるさまざまなプランがある。それぞれのプランの概要を紹介する。

2019年03月17日 05時00分 公開
[Robert SheldonTechTarget]
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 「Microsoft 365」は、組織の共同作業とセキュリティ対策を支援する製品/サービス群だ。クライアントOSの「Windows 10」とオフィススイートの「Office 365」、モバイルデバイス管理/セキュリティ対策の「Enterprise Mobility + Security」の3製品/サービスをまとめて利用できる。

 組織がMicrosoft 365を利用すると、エンドユーザーは1回のログインで、どこからでも全ての対象サービスやアプリケーションを利用できるようになる。オフラインで作業した後の再接続時に、アプリケーションのデータを同期させることも可能だ。

Microsoft 365に含まれるコンポーネント

 Microsoft 365は、アクセス制御やデータ保護、脅威対策などのセキュリティ機能も提供する。Office 365に含まれる「Microsoft Office」アプリケーションに対して、人工知能(AI)技術による分析情報を直接取り込む機能もある。主要コンポーネントは、次の3つだ。

  • Windows 10
    • エディションは「Windows 10 Pro」「同Enterprise」「同Education」のいずれか。どのエディションを含むかはMicrosoft 365のプランによって異なる。
  • Office 365
    • 「Microsoft Word」「同Excel」「同PowerPoint」「同Outlook」「同Teams」「同SharePoint」といった主要なMicrosoft Officeアプリケーション群の他、オンラインストレージ同期サービスの「OneDrive」や管理・セキュリティ機能を含む。
  • Enterprise Mobility + Security
    • リソースの保護や管理、アクセス制御の各種機能を提供する。多要素認証やセキュリティレポート、モバイルデバイス管理(MDM)、データ保護などの機能がある。

 使用できる機能やサービスは、Microsoft 365のプランによって異なる。プランは大きく、

  • Microsoft 365 Business
  • Microsoft 365 Enterprise
  • Microsoft 365 Education

の3種類に分けられる。

Microsoft 365 Business

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