Office 365 vs. G Suiteの息が詰まる戦い 劣勢Googleの秘策は?新機能追加で逆転なるか

Googleのクラウドオフィススイート「G Suite」はアップデートを続けている。2019年の年明けにも管理者とエンドユーザー向けにそれぞれ新機能を追加した。しかし市場をリードするのはMicrosoftの「Office 365」だ。

2019年01月26日 05時00分 公開
[Jonathan DameTechTarget]
photo

 2019年もこれまでと同じ傾向が続けば、Googleのクラウドオフィススイート「G Suite」がMicrosoft「Office 365」の成長に追い付くのは厳しいと、専門家は予測している。

 しかしGoogleはG Suiteを、中・大規模企業にとってさらに魅力的なサービスにしようと機能強化を進めている。2019年の年明け早々にも新機能を追加した。

 ビジネス向けG Suiteの最新のアップデートでは、管理者向けにセキュリティアラート機能や新しい自動プロビジョニング機能が強化された。エンドユーザー向けにはインタフェースの強化に加え、「Google スプレッドシート」で作成したグラフに固有の色を割り当てる機能などが追加された。

 2018年12月に開始したベータプログラムでは、Googleアカウントを持たないユーザーもG Suiteに保存したドキュメントやスプレッドシート、プレゼンテーションを編集できるようになった。その場合のファイルアクセスには、ドキュメントの所有者が発行するPINコードを使用する。所有者はそのアクセス許可をいつでも取り消すことができる。

 こうした一連のアップデートは、Office 365からG Suiteへの乗り換えの促進を目的としている。

G Suite vs Office 365 ビジネスに向いているのはどっち?

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...