2020年07月02日 08時00分 公開
特集/連載

分散クラウドストレージサービス「Storj」がAmazon S3互換サービスを開始Storjがオブジェクトストレージ化

ユーザーのストレージを利用して利用料を還元するクラウドサービスのStorjが、Amazon S3互換オブジェクトストレージサービスTardigradeを開始。QNAP製品をTardigrade化するアプリもリリースした。

[Antony Adshead,Computer Weekly]
iStock.com/Rick_Jo

 分散型クラウドストレージプロバイダーのStorj Labsが、ユーザーのローカルNASを同社のクラウドサービス「Tardigrade」の一部に簡単かつ短時間で変換して暗号通貨を受け取れるアプリケーションをQNAP Systems製品ユーザー向けにリリースした。

 2020年3月に発表されたTardigradeは、分散型クラウドストレージのStorjネットワークをAmazon Web Services(AWS)の「Amazon Simple Storage Service」(S3)と互換性のあるオブジェクトストレージとして利用できるサービスで、Storjネットワークに登録しているユーザーのドライブの余剰領域で構成される。

 Storjネットワークにより、ユーザーは自分のローカルストレージの未使用領域を収益につなげることが可能になる。ローカルストレージは何でも構わない。だが、QNAP製品ユーザーならばTardigradeアプリケーションを利用して簡単にTardigradeの一部にできる。

 Storjネットワークに登録したユーザーは、ストレージノードオペレーターになる。ストレージノードオペレーターは自身のストレージを他ユーザーが利用できるようにして、同社の「ERC-20」(訳注:仮想通貨のトークンの統一規格)トークンで定期的に支払いを受けることができる。

 Storjネットワークにノードを接続すると、そのノードに暗号化したデータが送信される。Storjネットワークにアップロードされる全データは80個のシャードに分散される。ファイルの再構築に必要なのはそのうち30個のシャードだけだ。シャードはネットワークのさまざまなストレージノードに分散される。分散先のストレージノードは固有の電源装置を持ち、地理的に異なる場所にあることが保証される。

 ストレージノードオペレーターには、Storjネットワークに提供する静的容量とデータ所有者がノードからファイルをダウンロードするときに使う帯域幅に応じた報酬が支払われる。

 Storjネットワークのストレージノードオペレーターになるには、




続きを読むには、[続きを読む]ボタンを押して
ください(PDFをダウンロードします)。






ITmedia マーケティング新着記事

news133.jpg

アレン・マイナー氏×境真良氏 「日本企業的DX」の神髄とは何か
異色の大物対談で語られたDX(デジタルトランスフォーメーション)の核心とは何か。

news059.jpg

世界のCMOの62%が今後1年間マーケティング予算は削減か横ばいと回答――電通インターナショナル調査
電通インターナショナルが世界規模で実施した「CMO調査2020」の結果です。

news017.jpg

HubSpotとWeWork 世界の成長企業が新しい日常で実践するスマートな働き方
ニューノーマル時代に企業が成長し続けるためのヒント。