クラウドストレージは、一見すると「余剰容量」「共有経済」のビジネスモデルに理想的な候補だ。つまり「Uber化」の理想的な候補になる。Uber化とは、車や家など、余っているものを使いたい人に安価で提供するアプリやサービスが増えていることを指す。
分散型ストレージの草分け企業Storj Labsは、ストレージのAirbnbになろうとしている。同社は独自の環境でテストを実施したい潜在顧客向けにサービスを提供する。同サービスはバージョン3でパブリックα段階に入っている。
Storjが3000万ドル(約34億円)以上を投資して2019年1月の公開を目指しているのは、サードパーティープロバイダーを必要としないストレージを「従来のデータセンターに匹敵するSLA」で提供することだ。
ターゲットとするのは、長期アーカイブと「Amazon S3」互換のオブジェクトストレージを使用する顧客だ。
Storjは、あまり利用していない余剰ストレージ容量を他のユーザーに提供できるようにする。データは暗号化され、共有され、余剰容量の使用を許可しているユーザー(「ファーマー」と呼ぶ)に分散される。各ファーマーはファイルの小さな断片のみを暗号形式で保持する。
利用者は、Storjトークンでストレージに対して使用料を払う。ファーマーはその分け前を得る。
続きを読むには、[続きを読む]ボタンを押して
会員登録あるいはログインしてください。
「パーソナライゼーションエンジン」 売れ筋TOP10
オンラインショッピングの顧客体験と売り上げを向上させる「パーソナライゼーションエン...
イベント中止経験者に聞いた有料オンラインイベントの開催希望、ネットプロテクションズ最新調査で6割超
コロナ禍における有料オンラインイベントへの意識を定点調査した結果。
アドビの継続的成長を支える武器「DDOMダッシュボード」を公開
この連載もいよいよ最終回。今回は、アドビで実際に活用しているダッシュボードを見なが...