2020年10月02日 08時00分 公開
特集/連載

テープをAmazon S3ストレージ化する「FUJIFILM オブジェクト アーカイブ」オブジェクトストレージのデータを直接アーカイブ

FujifilmのFUJIFILM オブジェクト アーカイブは、S3プロトコルを使ってオブジェクトストレージのように振る舞い、S3のデータを直接アーカイブできる。

[Yann Serra,Computer Weekly]
iStock.com/Rawf8

 Fujifilm(富士フイルム)はLTO(Linear Tape-Open)テープカートリッジ最大手のメーカーだ。同社は、コンテンツをオブジェクトストレージアレイからテープライブラリーに移動するソフトウェア製品「FUJIFILM オブジェクト アーカイブ」をリリースした。米国では「Fujifilm Object Archive」、欧州では「FUJIFILM Software-defined Tape」と呼称する。Amazon Web Servicesの「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)プロトコルで利用できることが特徴だ。

 Fujifilmでエンジニアリング部門の責任者を務めるクリストファー・ケホー氏は次のように語る。「オブジェクトストレージアレイはアーカイブ用途での人気が高まっている。だがアーカイブ量の増大につれて容量を追加しなければならないため、コストがかかる可能性がある。テープは今でも最も経済的なソリューションだ。とはいえテープライブラリーにはオブジェクトストレージモードで書き込むソフトウェアとのインタフェースがない。この状況を変えるのが当社のソフトウェアだ」

 Fujifilmでコマーシャルディレクターを務めるレザ・エテマド氏は「IT Press Tour」のオンラインプレゼンテーションで次のように述べている。「オブジェクトストレージアレイはランサムウェアの攻撃を受ける恐れがある。テープライブラリーへのアクセスは限定されるため、こうした攻撃が起きることはない」

 Fujifilmの考え方は仮想テープライブラリー(VTL)とは真逆の考え方だ。VTLではLTOフォーマットでのデータ書き込みのシミュレーションを行う。だが、物理的にはデータはHDDにコミットされる。

 Fujifilmは、データをAmazon S3からテープに移行できるソフトウェアをリリースした最初の企業ではない。




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