PC開発で実績のあるHPの「HP Pro c645 Chromebook Enterprise」は、仕事用の「Chromebook」としてどの程度“使える”のか。それを判断するために、主な特徴を見ていこう。
「Chromebook」は、GoogleのクライアントOS「Chrome OS」を搭載したノート型デバイスだ。企業利用に耐える特徴を備えたChromebookの中から、IT管理者の検討に値する主要な機種を紹介する。今回取り上げるのは、HPの「HP Pro c645 Chromebook Enterprise」だ。
HP Pro c645 Chromebook Enterpriseは、Chrome OSの企業向け機能を有効にする「Chrome Enterprise Upgrade」の適用済みモデル「Chromebook Enterprise」をラインアップに含む。AMD(Advanced Micro Devices)のプロセッサを採用し、米軍調達規格「MIL-STD-810H」に準拠した耐久性を備えている。
内蔵Webカメラには遠隔ハッキングを防ぐフィルター「HP Privacy Camera」を搭載。無縁LANは「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に準拠し、無線LANアクセスポイントから離れた場所でも安定した接続を維持する機能「HP Extended Range Wireless LAN」を備える。USB Type-CポートとフルサイズのUSB(USB Standard-A)ポート各2基、HDMIポート1基を備え、プロジェクタなどのデバイスを接続できる。
オーディオメーカーBang & Olufsen(B&O)との協業でチューニングしたオーディオシステムに加えてバックライト付きキーボードを備え、有償オプションで内蔵指紋センサーも選択できる。14型ディスプレイの解像度はモデルによって異なり、1366×768ピクセルと1920×1080ピクセルの2種類がある。
項目 | 内容 |
---|---|
プロセッサ | AMD Athlon Silver 3050C |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイサイズ | 14型 |
ディスプレイ解像度 | 1366×768ピクセル |
バッテリー駆動時間 | 10時間(公称値) |
価格 | 7万4800円から(国内販売店から購入する場合の税込み価格) |
次回はLenovoの「ThinkPad C13 Yoga Chromebook Enterprise」を紹介する。
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