「Chromebook」のビジネス向け機種のうち、スリープからの復帰の高速さや本体の強靱さを売りにするのが「Acer Chromebook Enterprise Spin 713」だ。その特徴とスペックを紹介する。
GoogleのクライアントOS「Chrome OS」を搭載したノート型デバイス「Chromebook」には、企業向けの特徴を備えた機種が豊富にある。IT管理者の検討に値する主要な機種を紹介する。
「Chromebook Enterprise」は、Chrome OSの企業向け機能を有効にする「Chrome Enterprise Upgrade」を適用済みのChromebookだ。Acerの「Acer Chromebook Enterprise Spin 713」はChromebook Enterpriseであり、IT管理者はどこからでもデバイスを管理できる。Intelのプロセッサ「Intel Core i7」第11世代を搭載したモデルは、スリープモードから1秒未満で復帰でき、生産性の向上に寄与する。
Acer Chromebook Enterprise Spin 713は米軍調達規格「MIL-STD-810H」に準拠し、工事現場など厳しい環境での作業に適している。筐体(きょうたい)は金属製で、タッチディスプレイとタッチパッドには傷に強いCorningの特殊ガラス「Corning Gorilla Glass」を採用した。ディスプレイは360度開閉し、画面を共有して共同作業をするときに便利だ。ディスプレイスタイルを選択可能にすることで、航空機内や列車内といった狭い場所でも作業しやすくしている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロセッサ | Intel Core i7-1165G7 |
| メモリ | 8GB |
| ストレージ | 256GB(SSD) |
| ディスプレイサイズ | 13.5型 |
| ディスプレイ解像度 | 2256×1504ピクセル |
| バッテリー駆動時間 | 10時間(公称値) |
| 価格 | 879.99ドル(米国公式オンラインストアでの価格) |
次回はASUSTeK Computerの「ASUS Chromebook Flip C436」を紹介する。
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