スリープから“秒で復帰”のミルスペック機「Acer Chromebook Enterprise Spin 713」「ビジネス用Chromebook」の使い方・選び方【第2回】

「Chromebook」のビジネス向け機種のうち、スリープからの復帰の高速さや本体の強靱さを売りにするのが「Acer Chromebook Enterprise Spin 713」だ。その特徴とスペックを紹介する。

2021年12月12日 11時00分 公開
[Robert SheldonTechTarget]

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 GoogleのクライアントOS「Chrome OS」を搭載したノート型デバイス「Chromebook」には、企業向けの特徴を備えた機種が豊富にある。IT管理者の検討に値する主要な機種を紹介する。

スリープから“爆速”復帰のミルスペック機「Acer Chromebook Enterprise Spin 713」

写真 写真 Acer Chromebook Enterprise Spin 713(出典:Acerの米国公式オンラインストア)

 「Chromebook Enterprise」は、Chrome OSの企業向け機能を有効にする「Chrome Enterprise Upgrade」を適用済みのChromebookだ。Acerの「Acer Chromebook Enterprise Spin 713」はChromebook Enterpriseであり、IT管理者はどこからでもデバイスを管理できる。Intelのプロセッサ「Intel Core i7」第11世代を搭載したモデルは、スリープモードから1秒未満で復帰でき、生産性の向上に寄与する。

 Acer Chromebook Enterprise Spin 713は米軍調達規格「MIL-STD-810H」に準拠し、工事現場など厳しい環境での作業に適している。筐体(きょうたい)は金属製で、タッチディスプレイとタッチパッドには傷に強いCorningの特殊ガラス「Corning Gorilla Glass」を採用した。ディスプレイは360度開閉し、画面を共有して共同作業をするときに便利だ。ディスプレイスタイルを選択可能にすることで、航空機内や列車内といった狭い場所でも作業しやすくしている。

表 Acer Chromebook Enterprise Spin 713のスペック(モデル名「CP713-3W-7888」の場合)
項目 内容
プロセッサ Intel Core i7-1165G7
メモリ 8GB
ストレージ 256GB(SSD)
ディスプレイサイズ 13.5型
ディスプレイ解像度 2256×1504ピクセル
バッテリー駆動時間 10時間(公称値)
価格 879.99ドル(米国公式オンラインストアでの価格)

 次回はASUSTeK Computerの「ASUS Chromebook Flip C436」を紹介する。

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