Qlikは同社のデータ分析ソフトウェアをUiPathのRPA製品と連携させ、自動化機能の強化を図る。「老舗」と「若手」はパートナーシップで何を狙うのか。
QlikTech International(Qlikの名称で事業展開)は2021年12月6日(米国時間)、大手RPA(ロボティックプロセスオートメーション)ベンダーのUiPathとのパートナーシップ締結を発表した。データ分析ソフトウェア「Qlik Active Intelligence Platform」をUiPathのRPA製品と連携させ、同ソフトウェアの自動化機能を強化する。
QlikはこれまでSaaS(Software as a Service)のタスクを自動化するツール「Qlik Application Automation」を提供してきた。今回のUiPathとの製品連携は、SaaS以外のアプリケーションでもタスクの優先順位付けや実行の自動化を可能にすることが目的だ。Qlikのジェームス・フィッシャー最高製品責任者(CPO)は、「(両社のパートナーシップで)Qlikに直接接続されていないアプリケーション内タスクも自動化し、当社製品の活用の幅が広がる」と言う。
2020年6月、Qlikはリアルタイムのデータに基づいて迅速に意思決定ができる能力を指す概念として、「アクティブインテリジェンス」を打ち出した。フィッシャー氏によれば、今回のUiPathとの製品連携はアクティブインテリジェンスを推進しやすくする。Qlikは今後もパートナーを増やし、さまざまな製品連携に取り組む方針だ。
Qlikは1993年にスウェーデンで創業し、2022年現在は米国に本社を置く。2005年設立のUiPathは2021年4月にニューヨーク証券取引所に新規上場し、その成長が注目を集めている。今回、“老舗ベンダー”のQlikは成長する新興企業であるUiPathと手を組むことにより、新たな市場開拓に動く。
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