RPAの「アテンド型」「ハイブリッド型」ロボットとは? 意思決定も支援RPA3大ソフトウェアロボットの違い【後編】

RPA型botは、単純な作業を自動化するだけではない。人間と協働して高度な作業を実行する「アテンド型」botと、複数の技術を組み合わせた「ハイブリッド型」botについて説明する。

2020年02月27日 05時00分 公開
[Mary K. PrattTechTarget]

 「ロボティックプロセスオートメーション」(RPA)ソフトウェアで構築できるソフトウェアロボットは「非アテンド型」「アテンド型」「ハイブリッド型」の3種類に大別できる。非アテンド型ソフトウェアロボットを解説した前編「RPAの『非アテンド型』ソフトウェアロボットとは? 人手介さず作業を実行」に引き続き、アテンド型とハイブリッド型のソフトウェアロボットの仕組みと機能について説明する。

アテンド型

 アテンド型ソフトウェアロボットは、人と共同作業が可能なソフトウェアロボットのことを指す。作業を最初から最後まで完全に自動化することは不可能だが、複雑な作業を処理することが可能だ。

 「利用時に人とのやりとりが想定されているのが、アテンド型ソフトウェアロボットだ」と、コンサルティング会社Deloitte Consultingのインテリジェントオートメーション責任者であるジーナ・シェーファー氏は語る。アテンド型ソフトウェアロボットは、処理方法が複雑だったり、非定型的だったりして人にしかできない業務を補助できる。

作業だけでなく意思決定も支援

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