OCRや自然言語処理、チャットbotなどの技術によって、「RPA」よりも高度な業務自動化を実現する「IPA」。RPAはどのようにしてIPAに発展したのか。IPAの適切な導入手順とは。
「ロボティックプロセスオートメーション」(RPA)のビジネス活用が進むのと同時に、機械学習といった人工知能(AI)技術をRPAに組み込む「インテリジェントプロセスオートメーション」(IPA)の関連技術も発展しつつある。前編「RPAと『インテリジェントプロセスオートメーション』(IPA)の違いとは?」に引き続き、RPAとIPAの違いと、自動化できる業務について詳しく説明する。
システムインテグレーターのInfostretchで、エンタープライズソリューションディレクターを務めるデベン・サマント氏は「RPAを導入する準備をしていないと、IPAも導入することはできない」と言う。サマント氏は、RPAからIPAへの発展は一続きであり、RPAの仕組みを基礎に機械学習、分析機能を組み込むことで、IPAが進化してきたと考えている。
サマント氏は、RPAからIPAへの発展には大きく分けて3つの段階があると主張する。
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