「RPA」を業務自動化に生かす大手銀行、導入が進まない地方銀行口座開設や接客を自動化

銀行業界は、セキュリティ対策や顧客の口座開設プロセスの効率化にRPAツールを使い始めている。大手銀行とFinTech企業を中心にRPAツールの導入が進みつつあるが、地方銀行にとっては依然として障壁がある。

2019年04月07日 05時00分 公開
[Kassidy KelleyTechTarget]

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 人工知能(AI)技術の導入が、大手企業で始まっている。金融業界でも、一部の大手銀行がチャットbotを社内用と顧客用に導入して成果を得たり、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)技術を導入してコストを削減したりしている。

 大手銀行以外の金融企業では、AI技術やRPAツールの採用はどのような状況にあるのか。どう活用すれば、最大限の利益を引き出すことができるのか。コンサルティング企業Kaufman Rossinのリスクアドバイザリーサービス部門マネジャー、ロベルト・バルデス氏によると、銀行業務におけるRPAツールのメリットには、効率性向上、有効性確保、コンプライアンス(法令順守)の3つがある。

 効率性向上は一般的に、プロセス自動化によるコスト削減を意味する。有効性確保は一貫性と標準化を指す。コンプライアンスの観点では、国や州の定めるプライバシーやセキュリティ強化の規制順守の徹底を図る。

口座開設プロセスにRPAを活用する大手銀行

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