業務自動化を実現するRPAツールは、現場を理解している作業担当者自身が開発するのが理想的。ノンプログラミングで開発できるRPAツールでも、事前に覚えておくと役立つノウハウがあります。
「ロボティックプロセスオートメーション」(RPA)ツールは、人が行っていたPCを使用した作業をソフトウェアロボット(以下、RPAロボット)で代行することによって業務の自動化を可能にすることから、近年、注目を集めています。そして、ほとんどのRPAツールには「Microsoft Excel」の「マクロの記録」機能と同じように、人が実施した操作を記録する機能があり、一から処理を記述する必要がありません。こうした機能があることからRPAベンダーは「RPAツールなら情報システム部門に頼ることなく、現場でのRPAロボット開発が可能になる」とうたっています。
確かに現場で実施しているPCの作業をRPAロボットに代替させることがRPAツール導入の目的ですから、実際に現場で作業をしている担当者がRPAロボットを開発できれば最も効率的であることは間違いありません。
では現場の担当者がRPAツールの使い方を習得することができれば、現場においてRPAロボット開発が可能になるのでしょうか。残念ながら、RPAツールの機能を学習する以外にも、RPAロボットを開発するためにさまざま知識やスキルを習得する必要があります。
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