「Microsoft Azure」への安全な接続を実現する「Private Link」と「サービスエンドポイント」。この2つは何が違うのか。主な違いを整理する。
クラウドサービス群「Microsoft Azure」への安全な接続を実現する手段として、Microsoftは「Private Link」と、仮想ネットワークサービス「Virtual Network」(VNet)の「サービスエンドポイント」を提供している。両者の主な違いを整理しよう。
Private LinkもVNetのサービスエンドポイントも、アクセスを制限することが目的だ。ただしPrivate LinkはAzureサービスを直接VNet内に配置するのに対し、サービスエンドポイントはそれらをVNet外に配置するという大きな違いがある。
その他には主に次のような違いがある。
Private Linkは比較的詳細な制御が可能だが、それと引き換えに設定作業が複雑になる。VNetのサービスエンドポイントを使用すれば、VNetとAzureサービス間の通信を高速化できる。2つのサービスはそれぞれ利用できるAzureサービスが異なるため、現在使っているAzureサービスがどちらか一方しか利用できないのであれば、選択肢は必然的に決まる。
留意しておきたい点がもう一つある。Azureサービスへと安全にアクセスしたい場合、その手段としてMicrosoftはドキュメントでPrivate Linkを推奨している。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...
SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。
「Fortnite」を活用 朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...