テレワーク拡大で「Web会議」を進めやすくなったのはなぜ?Web会議の「不公平な壁」をなくす5つのヒント【第2回】

新型コロナウイルス感染症のまん延に伴いテレワークに移行する人が増えたことで、テレワーカーは以前よりもWeb会議に参加しやすくなったという見方がある。その「本質的な理由」とは。

2022年03月29日 05時00分 公開
[Alissa IreiTechTarget]

関連キーワード

Web会議 | 在宅勤務


 第1回「オフィスワーカーもテレワーカーも不満を抱くWeb会議になってしまう残念な理由」は、ハイブリッドワーク(テレワークとオフィスワークを組み合わせた勤務形態)の成功に重要なポイントを解説した。第2回は、テレワークの拡大により、特にテレワーカーにとってWeb会議を進めやすくなった理由と、今後起こり得る課題を解説する。

テレワーク拡大で、昔よりもWeb会議を進めやすくなった理由は

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)以前は「ハイブリッド会議」(オフィスからの参加者とリモートの参加者が混在するWeb会議)をしても、参加者のほとんどがオフィスの会議室に集まっていた。参加者のうちテレワーカーはごくわずかで、参加者のほとんどはWebカメラを使わず、オフィスから参加する従業員を中心に話を進めていた。だがパンデミックが始まると全員がテレワークに移行し、“会議の中心”だったオフィスからの参加者はいなくなった。参加者は誰もが同じ立場で、同じように情報にアクセスし、会議の結果に平等に影響を与えることができるようになった。このようなメリットを目の当たりにすることで、IT部門のリーダーは、ハイブリッド会議の参加者全員が“平等な立場”でいられるようにしたいと考えるようになった。

 コンサルティング会社Accenture(アクセンチュア)は「公平なコミュニケーション」を戦略的な優先項目にしている。同社でシニアマネージングITディレクター兼グローバルデジタルエクスペリエンス部門の責任者を務めるジェイソン・ワーンケ氏は「当社のIT部門は、従業員が場所に関係なく会議に参加し、連絡を取り合えるように取り組んでいる」と話す。具体的には、技術活用とスキルトレーニング、文化形成に細心の注意を払っているという。

 公平なコミュニケーションの実現は、口で言うほど簡単ではない。調査会社Metrigyのプレジデント兼プリンシパルアナリストであるアーウィン・レザー氏は、パンデミックの収束後、テレワーカーのみの会議からハイブリッド会議へ移行する際には、ある程度の苦労が伴うと予測している。


 第3回以降は、ハイブリッドワークで従業員同士の公平なコミュニケーションを実現するために、専門家が推奨するヒントを紹介する。

TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス

米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news058.jpg

Z世代が旅に求める「令和的非日常」とは?
JTBコミュニケーションデザインと伊藤忠ファッションシステムが、Z世代の旅に関する意識...

news094.jpg

電通が「AI×クリエイティブ」の強みを生かしたビジネスコンサルティングサービスを提供開始
電通は「AI×クリエイティブ」で企業の事業やサービスの開発を支援する新サービス「AIQQQ...

news053.jpg

「docomo Ad Network」 高LTVユーザーのみに広告配信ができる顧客セグメントを追加
D2Cは顧客生涯価値が高くなることが見込まれるセグメントを抽出し、新たなセグメント情報...