TeamsやZoomの「参加者が職場と自宅にいるとWeb会議しにくい」問題は解決するか?ベンダー各社はハイブリッドワーク支援を掲げるが……

主要なWeb会議ベンダーは機能強化により、オフィスワークとテレワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」の実現を支援しようとしている。各社の努力は報われるのか。現場の声からは厳しい現実が見えてきた。

2021年09月24日 05時00分 公開
[Mike GleasonTechTarget]

 Microsoftは会議室用デバイス「Microsoft Teams Rooms」の機能強化を進めており、ユニファイドコミュニケーション(UC)システム「Microsoft Teams」のクライアントアプリケーションとの機能差を縮めようとしている。ただし「ユーザーがMicrosoft TeamsのクライアントアプリケーションからMicrosoft Teams Roomsに乗り換えるには、まだ時間がかかりそうだ」と、米国オレゴン州ハッピーバレー市のIT管理者であるウィル・ウィルソン氏は予想する。

 ハッピーバレー市は会議室2部屋にMicrosoft Teams Roomsを導入した。ところが、ほとんどの職員は自分のデスクからMicrosoft Teamsのクライアントアプリケーション、または「Zoom」を使ってWeb会議に参加しているという。ウィルソン氏はその理由について「それらの方が快適で、なじみがあるからだ」と分析する。

 MicrosoftがMicrosoft TeamsやMicrosoft Teams Roomsの機能強化で目指すのは、オフィスの会議室にいる人も、テレワーク中の人も、Web会議において可能な限り同じ体験ができるようにすることだ。それは本当に実現するのか。

オフィス出勤者とテレワーカーの“溝”は埋まるのか、埋まらないのか

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