クラウドサービスの単純な設定ミスが、情報漏えいにつながる恐れがある。クラウドサービスのID・アクセス管理(IAM)における設定ミスの危険性と、適切なIAMポリシーを設定する方法を説明する。
企業がクラウドサービスの設定ミスを放置すると、システムが悪質なサイバー攻撃にさらされる場合がある。本連載は、起こりがちなクラウドサービスの設定ミス4つと、それらの解決策を紹介する。
クラウドサービスの数ある設定ミスの中でも、特に起こりがちなミスの一つが、IT管理者がID・アクセス管理(IAM)ポリシーを設定する際に、エンドユーザーに必要以上に多くの権限を与えてしまうことだ。クラウドサービスの権限は通常、
で構成される。人間か非人間かを問わず、IT管理者が各IDに過度に広い権限を与えると、1つのIDから必要以上に多くの資産(データやシステムリソースなど)に自由にアクセスできる状況を招く。
一つ一つのIDに適切な権限を付与するには、IT管理者は以下の対策を徹底する必要がある。
中編は、ストレージのクラウドサービス(以下、クラウドストレージ)と、クラウドサービスの内部ネットワーク(以下、クラウドネットワーク)の設定で起こりがちなミスと、それを防ぐ方法を説明する。
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