顧客忠誠度を向上させ、自社ブランドのリピーターを増やすことは、ビジネス上の重要戦略だ。それらにモバイルアプリケーションはどのように役立つのか。
インターネットを利用できるデバイスとして、従来主流だったPCに加え、モバイルデバイスの存在感が強まっている。その中で、企業と顧客が対話するための手段として利用が広がっているのが、モバイルアプリケーションだ。
全ての中小企業(SMB)にモバイルアプリケーションが必要なわけではない。適切な場面でモバイルアプリケーションを利用すれば、顧客に価値を提供できる可能性がある。特に顧客と密接な関係を構築したいSMBにとっては、顧客忠誠度(ブランドへの愛着心や信頼感)を築き、ビジネス関係を維持するのにモバイルアプリケーションが役に立つ。モバイルアプリケーションによって、販促活動と顧客分析を強化することも可能だ。
SMBのビジネスリーダーは、モバイルアプリケーションのメリットを調べ、モバイルアプリケーションがビジネスの成長に役立つかどうかを判断する必要がある。本連載は、SMBがモバイルアプリケーションを活用すべき7つの理由を取り上げる。
競争の激しい市場で事業を展開するSMBにとって、顧客忠誠度を育むことは重要だ。モバイルアプリケーションはリピーターを生み、顧客紹介率を向上させる可能性をもたらす。新製品/サービスの導入率を高める効果も期待できる。
モバイルアプリケーションは、SMBと顧客間のコミュニケーションを促進する。コミュニケーションが容易になれば、継続的なエンゲージメント(深いつながり)の構築につながる。結果としてSMBは長期にわたって顧客の行動を観察し、その行動を基に戦略を立てることができるようになる。そうした観点から、モバイルアプリケーションは顧客満足度の向上に役立つと言える。
顧客忠誠度を高めると、SMBは自社の成長予測がしやすくなる。信頼できる予測を基に、自社製品を改良して、顧客が求める製品やサービスを提供できる。顧客がモバイルアプリケーションを通じてポイントを入手できるプログラムは、リピーターを獲得するとともに、顧客行動を追跡し、顧客忠誠度を高めるのに役立つ。
中編は2つ目と3つ目の理由を紹介する。
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