2022年02月17日 05時00分 公開
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アンダーアーマーが実践する“売ろうとせず、買いたくさせる”CX設計マルチチャネルマーケティングの実例5選【第6回】

直接的に購入を促すだけでなく、さまざまなメッセージでブランドの魅力を伝えることが、結果としてより強く顧客の関心を呼ぶことがある。こうしたエンゲージメントの深化に挑むアンダーアーマーから学ぶべきことは。

[Griffin LaFleur,TechTarget]

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 第5回「ホームセンター大手が売り上げ増加に生かす『CX』向上施策とは?」は、米国の大型ホームセンターであるHome Depotにおける顧客視点での良質なデジタル体験設計事例を紹介した。今回は、アスリートのためのファションブランドとして有名なUnder Armour(アンダーアーマー)の事例を取り上げる。

5.アンダーアーマー

 アンダーアーマーはブランドメッセージの中でファッションとフィットネスの両方を訴求している。同社は、マルチチャネルマーケティング戦略にモバイルショッピングアプリケーションを加え、顧客一人一人のライフスタイルに合った製品を提案し、購入まで導く。

 アプリケーション内ではコミュニティーを育てる一方、アンダーアーマーはビジネス活動にゲームの要素を取り入れる「ゲーミフィケーション」の仕掛けで、顧客の継続利用と購入を促進。同社の全てのアプリケーションを相互に接続することでクロスセル(併売)の機会を増やそうとしている。公式SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)アカウントでは、ファッションを紹介するとともに、それを着用した顧客が自身のフィットネス目標を達成するよう動機付けている。

アンダーアーマーから学ぶべき重要なポイント

  • パーソナライズした提案は顧客を引き付け、つなぎ止める。
  • ビジネスとは直接関係のない提案を企業が進んで取り入れることで、ブランド認知度が向上し、見込み客と接触する機会が増える。
  • 参加者全員が互いに刺激を与え、意欲をかき立て合うコミュニティーを実現すれば、ブランド好意度が向上する。

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