家具EC企業がコロナ禍で売り上げを倍増させた「CX」戦略とは?米国3社の事例に学ぶパンデミック後のCX【後編】

都市封鎖で自宅のリフォームが人気を集めた。これを商機として捉えたのが、家具・日用品のEコマース事業を展開するOverstock.comだ。売り上げの大幅な増加をもたらした同社の取り組みとは。

2021年08月09日 05時00分 公開
[Don FluckingerTechTarget]

関連キーワード

顧客満足


 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)に伴う都市封鎖の間、人気を集めたのが自宅の居住空間の改造だ。Neiman MarcusやJ. C. Penney Company(JCPenneyの名称で事業展開、現Penney OpCo)といった老舗の小売業者が経営破綻したのとは対照的に、家具・日用品のEコマース事業を展開するOverstock.comは売り上げを2倍以上増やし、大きく躍進した。この傾向は2021年も続いており、ビジネス界全体に影響を及ぼしたサプライチェーンの混乱がなかったら、売り上げはさらに増加していたと考えられる。

「CXで売り上げ倍増」の裏側

ITmedia マーケティング新着記事

news072.jpg

「パーソナライズド広告・販促」に企業は意欲的 でも、消費者の印象は……
KPMGジャパンは顧客体験価値を向上させる6つのテクノロジーについて調査を実施した。企業...

news069.png

コロナ前に戻った「社会貢献意識」 2024年は過去最低の値に
博報堂生活総合研究所は、1992年から2年に一度実施している長期時系列調査「生活定点」の...

news209.jpg

「令和の米騒動」でコメの代わりに買われたもの 読売広告社が購買実態を分析
読売広告社は、食品ID-POS購買行動データベース「real shopper」のデータから今夏のコメ...