「PCaaS」(PC as a Service)を利用すると、PCとソフトウェアの調達や管理、セキュリティ対策の負荷を軽減できる可能性がある。PCaaSのサービス内容を詳しく説明する。
PCのセキュリティリスクやコストを抑えつつ、管理負荷を軽減させる方法の一つが、「PCaaS」(PC as a Service)の利用だ。PCaaSを一言で言うと、
ということになる。ユーザー企業はPCの所有権を放棄し、PC本体とOS、主要な業務アプリケーションなどのソフトウェアを、定額課金制のサービスとして利用する。
PCのライフサイクル全体にわたる各種サポートサービスを用意するのが、PCaaSの大きな特徴だ。PCaaSのサービス内容には、PC本体とソフトウェアの利用権に加え、オンサイト保守サービスやリモートデータバックアップなどの関連サービスが含まれる。
ベンダーは、PCを準備してユーザー企業に発送し、必要に応じてそのPCの導入を支援する。その後もPCの継続的な監視と管理を担う。ライフサイクルが終了すると、ユーザー企業はPCをベンダーに返却する。
PCaaSを利用することで、ユーザー企業は日常のPC管理業務をベンダーに委託できる。その結果、IT部門は、より重要なシステムの運用とIT戦略の実行に専念できるようになる。PC調達とソフトウェアライセンスの投資(CAPEX)は、リース期間にわたって毎月支払う運用経費(OPEX)に置き換わる。
第2回はPCaaSの7つのメリットのうち、1つ目と2つ目を説明する。
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