「Windows」搭載PCも「Mac」も管理可能なMicrosoft製デバイス管理ツールは、Mac管理の有力な手段だ。他の選択肢と比較したい場合、サードパーティー製のMac管理ツールが候補となる。主要ツールを紹介する。
MicrosoftがクライアントOS「Windows」向けに提供しているデバイス管理ツールの中には、Appleのクライアントデバイス「Mac」を管理可能なツールがある。他にも市場には、Macを管理可能なデバイス管理ツールが幾つか存在する。それぞれの機能を把握し、ニーズに沿ったツールを選択することが重要だ。
サードパーティー製のMac管理ツールには、JAMF Software(Jamfの名称で事業展開)の「Jamf Pro」やIvantiの「Ivanti Endpoint Manager」といったサードパーティー製ソフトウェアがある。Jamf Proは、MacなどのAppleデバイスを対象としたUEM(統合エンドポイント管理)ツールだ。インベントリ(ハードウェアやソフトウェアの資産情報)収集やデバイス管理、アプリケーション管理といった機能を備える。
一般的なデバイス管理ツールとは機能がやや異なるものの、Appleの「Apple Business Manager」(ABM)も、Mac管理ツールの選択肢となる。ABMは、MacなどのAppleデバイスをデプロイ(配備)するための、Webブラウザベースの管理ポータルだ。デバイスのデプロイ自動化、従業員用のAppleサービスアカウント「Apple ID」の作成、アプリケーションの購入・配布を容易にする。サードパーティー製のデバイス管理ツールとの連携も可能だ。
Appleは従来、Macを管理可能にする手段として、サーバOS「macOS Server」のデバイス管理機能「プロファイルマネージャ」(Profile Manager)を提供していた。同社は2022年4月にmacOS Serverの提供およびサポートを終了。サードパーティー製デバイス管理ツールへの移行を促している。
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