クライアントデバイスの主流が「Windows」搭載PCであることは確かだ。だからといって「Mac」をむげに扱ってよいわけではない。それはなぜなのか。
MicrosoftのクライアントOS「Windows」を搭載したPCは、広く使われているクライアントデバイスだ。Appleのクライアントデバイス「Mac」は、普及度ではWindows搭載PCに遠く及ばない。それでもクライアントデバイスとして、Macをむげに扱うのは得策ではない。
デスクトップ型クライアントデバイス市場の主流がWindows搭載PCである状況は、しばらく続くと考えられる。Webサイトのアクセス解析に基づく市場シェア(ページビューベース)を調査、公表するStatcounterによると、デスクトップ型クライアントOS市場において、MacのOSである「macOS」シリーズが占める割合は、2022年10月時点で15.74%にすぎない。Windowsシリーズは75.93%であり、両者のシェアには圧倒的な差がある。
社内の標準的なクライアントデバイスとして採用するには、Macのシェアはあまりにも低過ぎる――。運用管理の効率向上を目指しているIT部門は、特にそう考える可能性がある。それでもIT管理者は管理対象として、Macを考慮から外すことは難しい。Macを使いたいと考える従業員は、決して少なくないからだ。
グラフィックデザインやデジタルアートを仕事にする人は、Macを好んで使い続けてきた。それ以外の人も、Appleのスマートフォン「iPhone」とのスムーズな連携が可能なことや、その洗練されたデザインなどを評価して、Macを選ぶ傾向がある。
Macは直感的なユーザーインタフェース(UI)を備え、すぐに使える機能とアプリケーションを取りそろえている。iPhoneだけではなく「iPad」「Apple Watch」といった他のApple製クライアントデバイスとのスムーズな連携が可能だ。
エンドユーザーだけではなく、企業が標準クライアントデバイスとしてMacを採用するメリットは幾つかある。第2回は、Macが企業にもたらす主要なメリットを紹介する。
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