プログラミング言語「Rust」は、安全なプログラムを開発するための複数の機能を有する。どのような仕組みがあるのか。注意点と共に解説する。
「Rust」は、独立性の高い小規模サービス「マイクロサービス」の開発など、幅広い用途で活躍するプログラミング言語だ。Rustの特徴の一つである安全性の確保は、どのような仕組みが実現しているのか。
メモリ内容の破壊を防ぐ「メモリ安全性」を確保するために、Rustはさまざまな機能を備える。例えばRustの構文は、
などのよくあるコーディングエラーを排除し、メモリ安全性を確保する。
Rustは、複数のスレッドが共有する値の「型安全性」(変数や関数の型の整合性)を保証する。加えて各スレッドについて、自身が所有権(メモリ領域を操作する権利)を持つ値にのみアクセスできるようにすることが可能だ。これらの仕組みにより、複数のスレッドが同じメモリ領域を書き換えるといったトラブルを防止できるメリットがある。
特定の操作を実行するために、開発者は生ポインタ(メモリの特定のアドレスを直接指すポインタ)を使うことで、部分的にRustのメモリ安全性機能を回避することが可能だ。ただし生ポインタを使用する際、開発者はメモリ安全性を自己責任で確保しなければならない。
第5回は、Rustのデメリットを解説する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、開発のノウハウや技術知識など、ITエンジニアの問題解決に役立つ情報を厳選してお届けします。
SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...
SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。
「Fortnite」を活用 朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...