クラウド移行のパートナーとして、信用調査会社ExperianはAWSを指名した。ExperianはAWSのサービスに何を期待し、どのような業務改善を実現しようとしているのか。
信用調査会社Experianは複数年をかけたデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを進めている。2023年4月、同社はクラウドサービスへの移行を進めるためのパートナーとして、クラウドベンダーAmazon Web Services(AWS)を指名したと発表した。
ExperianはAWSを「優先的なパートナー」に位置付け、AWSの同名クラウドサービスを使用してインフラのモダナイゼーション(最新化)を図る。クラウドサービスへの移行内容は以下の通りだ。
Experianは重要なシステム群をAWSのクラウドサービスにまとめて移行する。同社はこれにより、主に以下3つの改善を図れると見込む。
その他Experianは、AWSが提供するさまざまなサービスを利用して、同社の顧客が自身の信用スコア(信用を数値化した情報)や個人情報にスムーズにアクセスできるようにする。顧客が財務の健全性をより細かく管理できるようにすることも狙いの一つになる。
英Computer Weeklyが2018年にExperianに取材した際、同社は複数のクラウドサービスを併用するマルチクラウドの構想について説明した。その取材から5年後、同社はAWSとの間で緊密な関係を築くという決定を下した。
後編は、ExperianがAWSを「優先的なパートナー」に位置付けた背景を探る。
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