人が辞めにくい職場をつくるには? 社員の“やる気”をアップさせる5つの方法職場を活気づける“2つの要素”【後編】

従業員エクスペリエンスをポジティブなものにできれば、組織への貢献の度合いやモチベーションの向上につながる。従業員エクスペリエンスを向上させるには、どのような方法があるのか。

2024年12月16日 07時00分 公開
[Alison RollerTechTarget]

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 従業員エクスペリエンスは、業務における従業員の体験や経験を意味する用語だ。ポジティブな体験は、従業員エンゲージメント(組織への献身の度合いやモチベーション)の向上につながる。従業員エクスペリエンスを向上させ、従業員エンゲージメントの改善につなげるには、どのような方法があるのか。

社員の“やる気”アップにつながる5つの方法

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連載:職場を活気づける“2つの要素”


1.従業員の状況を調査する

 人事担当者は、アンケート調査を実施して従業員の状況を把握できる。調査結果は、人事部門のリーダーが従業員エクスペリエンスを改善するために注力すべき分野を決定するのに役立つ。従業員が組織をどのように認識しているか、自社のビジネス戦略に対してどのような感情を抱いているかを知ることもできる。

2.成長機会を提供する

 従業員の成長は、従業員エクスペリエンスを改善するための鍵になる。従業員がトレーニングを通じてスキルを向上でき、社内でのキャリアパスの目標を設定できるからだ。トレーニングや学習の機会を与えられた従業員は、組織の目標に強い共感を抱きやすい。

3.従業員同士のコラボレーションを促す

 チームメンバーとの関係が良好な従業員は、ポジティブな従業員エクスペリエンスを感じる可能性がある。人事担当者は職場での交流イベントを設定し、従業員の帰属意識と目的意識を高めることができる。

4.ワークライフバランスを優先する

 従業員が自身の都合に応じて勤務スケジュールを設定でき、どのタスクにいつ取り組むかを自由に決められると、従業員の満足度向上につながる。

5.従業員の業績を表彰する

 組織が従業員の貢献を称賛することは、ポジティブな従業員エクスペリエンスをもたらす。人事担当者と経営陣は、従業員の業績を称賛するために時間を割くべきだ。従業員を公の場で表彰することは、従業員が共通の目標に向かって働いているという意識を高め、自社に対する従業員の見方を改善する可能性がある。

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