給与システムに障害が発生した際、冷静に対処するには、あらかじめ行動計画を策定しておくことが不可欠だ。実効性のあるDR計画を策定する手順と、障害発生時の具体的な手順を解説する。
サイバー攻撃やシステム障害によって給与計算が停止すれば、従業員の生活を直撃するだけではなく、企業の信頼を根底から揺るがしかねない。こうした事態を回避するためには、給与システムの災害復旧(DR)計画が不可欠だ。
ただしDR計画を定めただけで安心してはいけない。本当に機能するDR計画を策定し、日頃からテスト、更新しておくことが重要だ。以下では給与システムのDR計画を立てるための具体的なステップと、システム障害発生時の対処を支援するチェックリストを詳解する。
給与システム向けのDR計画を策定する際は、まず、全社的なDR計画に含めるのか、独立したDR計画として策定するのかを決定する。DR計画の策定は、以下の手順に沿って実施するとよい。
給与システムのDR計画を策定した後、実際にそれを行使するときが来た場合は何をすべきか。給与システムの障害に直面した場合、管理者はインシデントの発生前、発生中、発生後に以下の手順を検討すべきだ。
クラウド型の給与管理サービスを利用している場合は、そのサービスベンダーがDRにどう取り組んでいるかを確認する必要がある。特に給与データの保護、給与システムの復旧、ネットワークの復旧に注目するとよい。
ただしサービスベンダーのDR計画を全面的に信頼することは避けるべきだ。サービスベンダーと締結するSLA(サービス品質保証)において、DRに関する項目を明確にしておくことが望ましい。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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