ITガバナンスの導入は「一度やれば終わり」のプロジェクトではない。戦略を形骸化させ、経営層の支援を失う「6つの落とし穴」と、自社の目的に合ったフレームワーク選定のヒントを解説する。
ITガバナンスの重要性は理解していても、いざ導入となるとIT運用現場の反発を招いたり、いつの間にか有名無実化してしまったりするケースが後を絶たない。ベストプラクティスを実践しようとしても、足元に「落とし穴」があっては前に進むことは困難だ。本稿は、ITガバナンス戦略を設計、実装する際に企業が陥りやすい6つの落とし穴と、それを回避して自社に最適なフレームワーク(目標を達成するための、標準化された思考や行動の枠組み)を選定するためのヒントを紹介する。
ITガバナンス戦略を形骸化させないためには、以下のリスクに先回りして対処しておく必要がある。
ビジネスの文脈を踏まえ、変化に即応できるITガバナンスを実現するには、経営層のリーダーシップと関係者からの支持が欠かせない。ITガバナンスは、企業全体の戦略と融合して初めて機能するものだからだ。
ITガバナンスに関する重要なベストプラクティスを理解したところで、次は具体的なフレームワークの選定だ。企業にとって適切なフレームワークを選ぶことは極めて重要な決断になる。ビジネスニーズと整合しない計画を進めれば、予算や人員を浪費し、従業員の懐疑心を招き、IT部門がビジネス目標から乖離(かいり)してしまうリスクがある。
以下のヒントを参考に、自社に適したITガバナンス戦略を選択してほしい。
選定したフレームワークは、企業の将来の成長とイノベーションに順応できる適応力と拡張性を備えているべきだ。導入後の継続的な監視と改善も忘れてはならない。
ここまでで紹介したベストプラクティスは、企業での有効性がなITガバナンスへの標準的なアプローチを概説したものだ。これらを活用することで、企業は適切なフレームワークを選択し、ITサービスとIT資産を効果的に管理できるようになる。
ITガバナンスは、IT担当者に「われわれの運用は、最大の効率と投資対効果を生み出しているか」を常に問いかけるプロセスだ。それを実証できる仕組みを作ることこそが、情シス部門の価値を高める第一歩となる。
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