ITサービスマネジメントもビジネス環境の素早い変化に適応できないと、停滞のリスクを負うことになる。組織のITガバナンスとマネジメントの成熟度を評価するのに役立つフレームワーク「COBIT」について解説する。
組織のITガバナンスの標準的なフレームワーク(評価基準の体系)である「COBIT」(Control Objectives for Information and related Technology)は、2012年からアップデートが途絶えていたが、ようやく2018年に更新された。
IT部門は包括的なガバナンスとマネジメントの手法を必要としている。リソースとサービスを再現可能な方法で、安定的に提供できるようにするためだ。「ITサービスマネジメント」(ITSM)は、セキュリティや規制順守、ガバナンスといったビジネスニーズを実現する活動を指す。これに対してCOBITは、企業内でITSMを実現するための要素をフレームワークの形で整理して概説する実践規範だ。COBITは、ITSMのベストプラクティスをまとめた「ITIL」(IT Infrastructure Library)よりも守備範囲が広いが、重複する部分もあり、どちらもITSM実践企業の支援を目的とする。
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企業がビジネス規模を拡大し、サプライチェーンやビジネスパートナーとの協業が進んだことで従来型のリスク/コンプライアンス管理の限界が露呈しつつある。リスク管理を次のステップに進めるためには、これまでと異なる仕組みが必要だ。
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日々進化するサイバー攻撃から自社を守るためにも、時代の変化やトレンドに応じてセキュリティ教育を見直すことが必要だ。その実践ポイントを「目的の再確認」「教育の実施状況の分析」「理解度・定着度の測定」の3つの視点で解説する。
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