ITサービスマネジメントもビジネス環境の素早い変化に適応できないと、停滞のリスクを負うことになる。組織のITガバナンスとマネジメントの成熟度を評価するのに役立つフレームワーク「COBIT」について解説する。
組織のITガバナンスの標準的なフレームワーク(評価基準の体系)である「COBIT」(Control Objectives for Information and related Technology)は、2012年からアップデートが途絶えていたが、ようやく2018年に更新された。
IT部門は包括的なガバナンスとマネジメントの手法を必要としている。リソースとサービスを再現可能な方法で、安定的に提供できるようにするためだ。「ITサービスマネジメント」(ITSM)は、セキュリティや規制順守、ガバナンスといったビジネスニーズを実現する活動を指す。これに対してCOBITは、企業内でITSMを実現するための要素をフレームワークの形で整理して概説する実践規範だ。COBITは、ITSMのベストプラクティスをまとめた「ITIL」(IT Infrastructure Library)よりも守備範囲が広いが、重複する部分もあり、どちらもITSM実践企業の支援を目的とする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
GoogleやMicrosoftが警鐘 中国発ネット工作の危険性(無料eBook)
GoogleやMicrosoftの報告が示すのは、中国発のAIを活用したネット工作が世界的な問題とな...
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年1月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
Netflix、さらなる成長戦略は「アドテク自社開発」 広告主のメリットは?
Netflixは2024年第4四半期に1890万人の加入者を増加させ、広告収入を前年同期比で倍増さ...