東大とMS、学校向けWindows Liveサービスと連携する学習ソフトを無償提供NEWS

2つの教育支援ソフトウェア「MEET eJournalPlus」と「MEET BorderlessCanvas」を開発。7月末より無償配布を開始する。

2008年06月19日 17時03分 公開
[TechTargetジャパン]

 東京大学は、マイクロソフトの支援により同大学に設置された「マイクロソフト先進教育環境寄附研究部門(MEET:Microsoft chair of Educational Environment and Technology)」(※)において、マイクロソフトの「Windows Live@edu」と連携する2つの教育支援ソフトウェア「MEET eJournalPlus」と「MEET BorderlessCanvas」を開発した。

(※)2006年4月にマイクロソフトの寄附により東京大学に創設。主にタブレットPCを活用した学習システムを開発するとともに、その学習効果の検証にも取り組んでいる。

 Windows Live@eduは、学校独自のドメインで Windows Liveの各種サービスが無償で利用できるマイクロソフトの教育機関向けオンラインサービス。

 東大が開発したMEET eJournalPlusは、マイクロソフトのXPS(XML Paper Specification)文書を用いて、批判的読解を高める学習を支援するソフトウェア。Windows Live@eduによるアカウントの管理やWindows Liveスペースとの連携を通じて、相互コメント・議論による協調学習を実現する。7月末からMEETのWebサイトより無償配布を開始する予定。

 またMEET BorderlessCanvasは、複数ディスプレー、複数タブレットPC(ペン入力式携帯コンピュータ)環境の教室での活用を想定した汎用プレゼンテーションシステム。こちらは2009年春から無償配布を開始する予定だ。

 両ソフトは東京大学の授業においても10月以降活用される予定だ。

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