ミラクル・リナックス、OSSを活用した仮想化環境移行サービスを提供開始NEWS

ミラクル・リナックスがオープンソースのバックアップソフトウェア「Mondo Rescue」を活用したP2Vサービスを提供開始。他社のP2Vサービスと比べ、短期間かつ安価でのサービス提供を実現したという。

2009年04月07日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 ミラクル・リナックスは4月6日、物理サーバ環境から仮想マシン環境へのシステム環境移行を支援する「P2V移行サービス」を同日より提供開始すると発表した。

 「P2V」とは「Physical to Virtual」の略称で、物理サーバ環境から仮想マシン環境へシステム環境を移行する仕組みのことを指す。同社のP2V移行サービスは、移行に関するヒアリングから現地作業まで、ワンストップでサービスを提供する。移行作業にオープンソースバックアップソフトウェア「Mondo Rescue」を利用することにより、安価にサービスを提供することが可能だという。

 同サービスの移行対象OSは、「MIRACLE LINUX」および「Red Hat Enterprise Linux 2.x〜4.x」。仮想化ソフトウェアは「VMware Server」「VMware ESX」「VMware ESXi」が対象となる。

 同サービスの価格は、物理サーバ1台から仮想マシン1台への移行、事前パラメータ検討、Mondo Rescueによる既存システムの吸い上げ、仮想化環境への既存システムの移行、動作確認というサービス内容の場合、52万5000円(税込み)から。これに仮想マシン設定のサービスを加えた場合は、86万6250円(税込み)からとなる。同社では、今後1年間で同サービスの提供40件、売り上げ約2000万円を目指すとしている。

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