2013年05月16日 08時00分 UPDATE
特集/連載

2013 Japan IT Week 春リポート(クラウド編)王者AWSにどう挑むか、主要クラウドサービスの最新動向

さまざまなパートナー企業とタッグを組み、企業システムに浸食する王者AWS。そのAWSに対抗すべく、多数のアップデートで挑む国内クラウド勢。クラウドEXPO 2013の模様をリポートする。

[荒井亜子,TechTargetジャパン]
tt_aa_cloudexpo01.jpg

 2013年5月8日〜10日に東京ビッグサイトで開催されたIT関連の総合展示会「2013 Japan IT Week 春」。この中で、4回目となる「クラウドコンピューティングEXPO(春)」が開催された。本稿では、主要パブリッククラウドサービスのアップデート情報や人気を集めていたブース内セミナーの内容を中心に取り上げていきたい。

多数のパートナーと力を合わせるAWS

 2013年もひときわにぎわっていたのが、クラウド業界をリードするAmazon Web Services(以下、AWS)のブースだ。ERPベンダーのSAPジャパンはAWSブース内に、「SAP ERP」をAWSで稼働させる「SAP on AWS」(関連記事:【事例】「SAP on AWS」のメリットは? ケンコーコムの取り組みを見る)コーナーを設置。ハードウェアメーカーではネットアップがAWS向けの「NetApp Private Storage for AWS」を紹介していた。これは同社が2013年1月22日にリリースしたストレージソリューションで、自社内のネットアップストレージと、Amazon Direct Connect接続のコロケーション(Equinix)に設置されたネットアップストレージ間のデータを双方向に移動できるサービスだ。Amazon S3によるディスクベースの階層型バックアップ/リカバリ機能やAmazon EC2による仮想サーバ環境、Amazon EMR(Elastic MapReduce)によるビッグデータ分析と組み合わせれば、AWSの各種サービスを自社インフラとして使うことができる。

tt_aa_cloudexpo02.jpg リアルテックによる、オンプレミスのSAPシステムをAWSへ移行する実際のプロジェクトを前提にしたドキュメンタリーも大盛況

 AWSの構築・運用サービスを手掛けるシステムインテグレーターでは、アイレット、リアルテックジャパン、サーバーワークスなどのコーナーが設置されていた。AWSを中心としたクラウド環境の導入・保守・運用サービス「Cloudpack」を提供するアイレットと、SAP基盤のシステム構築を得意とするリアルテックジャパンは、SAPをAWS上に導入・保守・運用するサービスでパートナーシップを締結している。サーバーワークスは、AWSに特化したシステムインテグレーターだ。アクセス制限、証跡取得を実現する独自のAWSコンソールや、AWSの利用料金を円建てに変換した請求書で清算できる課金代行サービス、Amazon VPCの運用サービス、バックアップサービスなどを提供している。

 また、別ブースではあったが、伊藤忠テクノソリューションズもAWSの構築・運用サービスとして「CUVIC on AWS」を紹介していた。

オンプレミスとの連携が強みのWindows Azure

 日本マイクロソフトのブースでは、Windows 8やWindows Intuneといったクライアント技術から、Windows Server 2012、Windows Azure、System Center 2012といったインフラ技術まで幅広いソリューションを展示していた。

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news147.gif

富士通がタグマネジメントのTealiumとデジタルマーケティング事業で協業
富士通はタグマネジメント事業大手のTealiumとデジタルマーケティング事業で協業すること...

news115.jpg

Salesforce.comが人工知能を活用したECプラットフォームを提供開始
Salesforce.comは「Salesforce Commerce Cloud」を提供することを発表した。Commerce Clo...

news148.jpg

Supership、独自データと位置情報を掛け合わせたオーディエンス広告配信を提供開始
Supershipは2016年9月29日、位置情報に基づいた効果的な広告配信を実現する「Supership G...