管理方法やオフィススイートの代替策も紹介
「Windows 10」を諦めた人に贈る「Mac」「デスクトップLinux」活用ガイド(1/2 ページ)
Windowsは確かに頼りになるが、Appleの「OS X」やLinuxにも捨て難い魅力がある。複数OSの管理に消極的な管理者もいるだろうが、OS XとLinuxを取り巻く現状を知れば、その考え方が変わるかもしれない。
Microsoftの「Windows 10」はいずれ恐らく、最も普及率の高いデスクトップOSになるだろう。だがAppleの「Mac」シリーズが搭載する「OS X」や、オープンソースソフトウェア(OSS)の「Linux」にもそれぞれ、企業において本領を発揮できる場所がある。
Linuxは世界中の多くのサーバで稼働するが、デスクトップPCでLinuxを使っているのは主に学者や研究者、開発者などに限られる。Amazon.comやGoogleは、多くのビジネスプロセスの処理にLinuxを使用している。米国防総省の職員は、オフィス以外の場所ではCDやUSBメモリに入れたLinuxベースのOSを使い、クライアントPCからセキュアなネットワークへログインしている。
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「職場でMac」は当たり前に?
“Windows一強”に風穴か
Macは従来、グラフィックデザイナーやデジタルアーティストなどが好んで使ってきた。今ではそのリストに、企業幹部や出張の多いビジネスマンも加わりつつある。セキュリティが強化され、「iOS」搭載のApple製モバイルデバイスともシームレスにデータ連係できるからだ。
それ以外のデスクトップPCユーザーは、ほとんどがWindowsを使っている。調査によれば、デスクトップPC市場におけるOS Xのシェアは10%に満たない。Linuxに至っては、「Windows Vista」「同NT」「同2000」やOS Xの古いバージョンとともに“その他”に分類されている。「Ubuntu」「Fedora」「Mint」といったLinuxディストリビューションの最新版は機能が豊富で、なおかつ堅牢だ。そうしたOSのシェアが寄せ集めでしか扱われないとは信じ難い。
OS XとLinuxの長所
企業において、OS XとLinuxはあまりに狭い用途にしか使えないように思えるかもしれない。だがそれは過小評価というものだ。OS XとLinuxがメインストリームからはじき出されているのは、導入するOSとハードウェアを限定し、サポートと保守を合理化したいと考えるIT部門が多いからだ。
だがOS XとLinuxは、Windowsよりもマルウェアの影響をはるかに受けにくい。WindowsはデスクトップOS市場で圧倒的なシェアを持つので、マルウェア作者は他のOSよりもWindowsをターゲットに据えることの方が断然多い。Windowsのセキュリティ強化や攻撃への適切な対処などで、IT部門には毎年、莫大なコストが掛かっている。
OS XとLinuxは安定していて信頼性が高い。古い周辺機器やレガシーハードウェアをサポートするという点では、WindowsよりもLinuxが断然勝っている。例えば最近のLinuxディストリビューションであれば、「Windows XP」用のマシンでも問題なく動作する。だが同じマシンでもWindows 10となると、恐らくドライバが大きな問題となり、実行できない可能性がある。
MacやLinuxで利用できるオフィスパッケージは、Microsoftのオフィススイート「Microsoft Office」と同等の機能を備え、中にはMicrosoft Officeと互換性を持つものもある。そして通常、Linux版のオフィスパッケージは無料だ。
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