2017年05月23日 08時00分 UPDATE
特集/連載

広がるプロバイダーのコントロール領域サーバレスやコンテナで、クラウドの「責任共有モデル」はどう変わる? (1/2)

クラウドのセキュリティに対する懸念は弱まっているもしれない。だが依然としてユーザーとベンダーはデータの安全を確保する取り組みを行う必要がある。特に高水準のサービスではそうした取り組みが欠かせない。

[Trevor Jones,TechTarget]
ユーザー企業への意識調査《クリックで拡大》

 パブリッククラウドのセキュリティに対する懸念のほとんどは沈静化している。これを物語っているのが、パブリッククラウドの急速な導入ペースである。だがIT部門は、ワークロードのセキュリティを強固にするためにハイパースケールプラットフォームであるクラウドを熟知した上で行うべき作業に苦戦している。

 パブリッククラウドの透明性を向上し、その知識を深める段階をへたことで、Amazon Web Servicesの「Amazon Web Services」(AWS)、Microsoftの「Microsoft Azure」(Azure)、Googleの「Google Cloud Platform」(GCP)などのサービスで実際のワークロードを運用することに対する懸念は和らいでいる。だが責任共有モデルへの警戒が不要になったわけではない。事実、セキュリティの専門家は、高水準のサービスに関する新しい戦略と複数のクラウド環境の管理について、その対応方法を理解するべく取り組んでいる。

 IaaS(Infrastructure as a Service)市場が誕生してから最初の10年間は、パブリッククラウドの運用態勢が整っていることを疑問視する声がIT業界では何度も浮上していた。だがそうした声は、いつの間にか聞かれなくなっていった。

       1|2 次のページへ

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news088.jpg

ホットリンク子会社のトレンドExpressが越境ECサービス「越境EC X」を提供
トレンドExpressは、越境ECサービス「越境EC X(クロス)」の販売を開始した。販売だけで...

news018.jpg

メイドインジャパン製品が好き過ぎるアジアの都市は?――トランスコスモス調査
トランスコスモスは、アジアの主要10都市におけるオンラインショッピングの利用実態を調...

DACがテンセントと戦略的パートナーシップを締結
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムはTencent IBGと戦略的パートナーシップの締...