2017年10月23日 09時00分 公開
特集/連載

直近ニーズと長期的ニーズを見極めるマイクロサービスをどう活用する? エンジニアが知るべき4つの道しるべ (1/2)

クラウド利用が当たり前の選択肢となり、新たなビジネス展開にマイクロサービス利用は避けて通れない。企業が生き残りをかけたビジネス展開に役立つ、マイクロサービス利用の4つのヒントを紹介しよう。

[Tom Nolle,TechTarget]
画像 マイクロサービスをどう利用し、どう拡大していくのか。

 企業の開発チームの多くは、最終的にクラウドが提供するホスティングサービスを利用することになりそうだ。開発チームにとって問題なのは、どこから始めればよいのかということだ。選択を誤れば、マイクロサービスの導入に時間がかかるだけでなく導入そのものに対する批判が起きかねない。マイクロサービスに最適なユースケースは4つのカテゴリーに分類できる。最初に導入するマイクロサービスをどれにすべきか迷っている企業は、これらのカテゴリー中から検討することをお勧めする。

マイクロサービスのユースケースの分類

クラウドの活用を促進するためにマイクロサービスを利用する

 最初に検討すべきユースケースは、クラウドの活用を促進するためにマイクロサービスを利用するというものだ。大抵の開発チームは、クラウドを有効活用するためのアプリケーションアーキテクチャ(アプリケーション構成)がパブリッククラウドとハイブリッドクラウドでは異なることを知っている。だが、それが具体的にどのような違いであり、秩序立った配備、セキュアで法令に準拠した運用、優れたホスティング効率を実現するにはどうすべきかを説明できる人は少ない。マイクロサービスは、モノリシック(一枚岩的)な形態であってもデータセンターで容易にホスティングでき、しかもクラウド基盤に容易に移動できる新しいアプリケーションモデルへの移行パスを提供する。

 マイクロサービスは、サービスの動的な結合という点ではサービス指向アーキテクチャ(SOA)の先を行っている。マイクロサービスは個別機能を実行するユニットであり、正しく実装すれば即応性(ステートレス)と拡張性(スケーラブル)を備え、密結合、あるいは疎結合という形で接続するように設計されている。マイクロサービスと主要なアプリケーションコンポーネント(アプリケーションの部品)を連係し、1つのシステムとして統合することも可能だ。つまりコンポーネントへの接続と連係という厄介な問題を避けることができる。例えばREST型APIとセキュリティ用SOAの仕組みを使って、社内用の安全な共有サービスを構築、提供することも可能だ。アプリケーションデザインにおけるこのオプションの幅広さは、クラウドコンピューティングへの移行に最適な入口だといえるだろう。

マイクロサービスを通じて従来のSOAターゲットにアプローチする

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