2017年11月07日 05時00分 公開
特集/連載

2017年5月に発覚し、修正済みWindows標準のマルウェア対策エンジンに「最悪」の脆弱性、どうしてこうなった?

Microsoftのウイルス対策ツール「Windows Defender」には、リモートでコードが実行できる脆弱(ぜいじゃく)性が含まれていた。Microsoftが2017年5月8日に緊急対応を実施した、この脆弱性の背景とは。

[Nick Lewis,TechTarget]
更新プログラム Microsoftは2017年5月8日に「Malware Protection Engine」の更新版を緊急公開し、報告された脆弱性に対処した(画像はMicrosoftのWebサイト)。《クリックで拡大》

 この脆弱(ぜいじゃく)性は、ファイルをスキャンするときに遠隔で任意のコードが実行される可能性があるというものだった。攻撃者が送信した電子メールやメッセージを、Microsoftのウイルス対策ツール「Windows Defender」が自動スキャンすることによって、攻撃者がシステムを操作できてしまう。なぜこのような脆弱性が発生したのか。

 ウイルス対策ツールには「Windows 95」以前からあるプログラムが多く、それらには相当量のレガシーコードベースが残っていると考えられる。その機能の多くは何年もの間、あまり変更されていない。

 ウイルス対策プログラムは、害を及ぼす可能性のあるファイルを検出し、エンドポイントのコンピュータへの感染を引き起こすことなく、それらを分析する必要がある。そのためには、さまざまな種類のファイル形式や圧縮形式、エンコード形式をパースしなければならず、基本のファイルスキャン機能に新しいサブルーティンやプラグインを追加してこれを実現することが多い。

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news035.jpg

企業の枠を超えてユーザー企業やパートナー企業がつながることの価値――ボストンで「INBOUND」を体験して
本連載では3回にわたり、HubSpotのカルチャーやインバウンドマーケティングの考えなどに...

news101.jpg

ソフトバンク・テクノロジー、チャットbotでWebサイトの分析や課題発見をサポートする「SIGNAL AI」を提供
ソフトバンク・テクノロジーは、Webサイト分析やアドバイスを行いながらデータ活用人材を...

news065.png

パイプドビッツなど3社、製薬企業向けマーケティングオートメーションパッケージ「BtoD」が提供開始
パイプドビッツは、メディコムとトライベック・ストラテジーの2社と共同で、製薬企業向け...