ハイパーコンバージドインフラ(HCI)にはSSD、使って分かる3つの利点パフォーマンス向上に貢献

パフォーマンス向上や電力コスト削減など、ハイパーコンバージドインフラ計画にソリッドステートストレージを含めるメリットは多数ある。

2018年04月19日 05時00分 公開
[Brien PoseyTechTarget]
 HCI HCIでSSDのメリットを生かす《クリックで拡大》

 ここ数年で、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)はデータセンターやブランチオフィスにおいて急速に導入への弾みがついている。だが、HCIの性能は、結局のところそれを支えるハードウェア次第だ。特にストレージは重要だ。HCIは、ソリッドステートストレージのメリットを生かすことができるシステムだ。

 ソリッドステートドライブ(SSD)は以前から、HCIのオプションとして存在していたが、コストやハードウェア寿命に対する不安から、採用に二の足を踏む企業もあった。だが時間の経過とともにSSDのコストは低下し、エンタープライズ向けSSDの寿命は、HDDの寿命に匹敵するようになった。

仮想マシンの密度向上

 HCIでソリッドステートストレージを利用する最も大きなメリットの1つは、仮想マシン(VM)の密度向上、つまり、ホストクラスタ上で運用できるVMの数を増やすことができることだ。サーバは複数のVMを同時に実行していることから、ハードウェアコストをそのVMの間で分割すれば、VMコストを算出できる。ハードウェアプラットフォーム上のVMの数が増えれば、それぞれのVMが利用するハードウェアリソースの割合が減り、VM当たりのコストは下がる。

 ストレージのIOPS性能が、運用できるVMの数を制約する要因になることもある。SSDを使えばIOPS性能を大幅に引き上げることができるし、VM密度を高めて各VM当たりのコストを削減できる可能性がある。

電力・冷却コストの削減

ITmedia マーケティング新着記事

news036.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2024年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news033.jpg

サッカー欧州CLを早朝に観戦するアジアのファンのためにハイネケンが仕掛けた意外過ぎるキャンペーンの中身
時差のためUEFAチャンピオンズリーグを早朝に視聴せざるを得ない韓国のサッカーファンの...

news041.jpg

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...