購入プロセスに入る前に検討しておきたい
人材管理(HCM)ソフトウェアに必要な機能と5つのチェックリスト(1/2 ページ)
自社と共に成長する人材管理スイートはさまざまな機能を持っているが、結局のところ、必要な機能はあまり明確ではない。そこで、誇大広告にまどわされずに実情を調べることで必要な機能を特定してみよう。
人材管理は、報酬やトレーニングに結び付く人的資源管理の一部だったが、2018年現在、人材管理はさまざまな機能から構成される製品群(スイート)へと急速に変化している。一連の技能の複雑化が進む中、人材管理が企業戦略の差別化要因になり始めている。人材管理ソフトウェアの購入を検討する担当者は、そのソフトウェアの重要な機能を見極め、その機能を人事部の戦略目標に合わせていく必要がある。
だが、人材管理ソフトウェアの機能はどのように評価すべきだろう。人材管理テクノロジーを追及する場合、自社が求める主な特徴を考えなければならない。また、必要な機能は、既存の人事システムや、人事部でなくIT部門が管理しているコラボレーション関連のテクノロジーを通じて既に社内に存在する可能性もある。その分析のため、本稿の人材管理ソフトウェア機能の一覧とガイドラインを役立ててほしい。
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人事管理ソフトウェアの要件の判断
人材管理ソフトウェアの重要な機能を定義する前に、念頭におくべき機能が幾つかある。まず、人材管理のために専門性の高いツールを求めているのであれば、各分野に優れたベンダーを選んで、アプリケーションを組み合わせなければならない。機能で例えるなら特殊な報酬形態、ビデオ面接、予測分析モデルなどだ。複数ベンダーのアプリケーションを利用する状況では、アプリケーションの統合が重要だ。既存のテクノロジー(機能を利用したユーザーの追跡システムなど)を引き続き利用する場合には、アプリケーション統合が前提条件となる。
ソーシャルネットワーク、モバイル、分析、クラウドなどの登場により、人材管理ソフトウェアに必要な「ソフトウェア基盤」の定義が一新されている。順に見ていこう。
ソーシャル
- コラボレーションを実現し、ソーシャルネットワークや個人設定を追跡、統合できるか。
モバイル
- モバイルWeb経由やモバイルアプリとして利用できるか。
- ソフトウェアは複数のモバイルOSとフォームファクタをサポートしているか。
- モバイル版の機能は、デスクトップ版やラップトップ版と同じか。
- モバイルセキュリティはノートPCセキュリティと同等か。
分析
- 独自のデータ検出ツールやビジネスインテリジェンスツールにデータを取り込むめるか。
- ダッシュボードで必要な情報を参照できるか。
- レポートが即座に作成できるか。
クラウド対応
- ホスト型なのか、SaaS(Software as a Service)型なのか。
- ビジネスの継続性を保証するオプション(複数の場所にデータ退避など)があるか。
- オンプレミス環境とホスト環境を同時にホストするハイブリッドクラウドを利用できるか。
- クラウドのセキュリティが確保され、コンプライアンスが保たれているか。
人材管理スイートの機能
一般に、人材管理スイートには以下の機能がある。
- 学習管理と学習開発
- 雇用と人材確保
- 社内コラボレーション
- 要員計画
- 報酬(補償)管理
- パフォーマンス管理
- 後継者育成計画
これらの多くは、標準の人的資源情報システムで既に対応済みといった印象を受けるかもしれない。だが、ここに挙げた機能のうち「学習管理と学習開発」が必要とされるケースが多い。企業は、社内教育への既存のニーズを見直し、学習機能をそれに合わせる必要がある。これは現在使用している人材管理システムの学習機能では物足りなくなった場合が多い。例えば、出席者の基本情報と評価の追跡機能について、その教育計画を継続的にサポートするための、ビデオ機能やドキュメント管理機能が不足しているものが多い。学習管理や後継者育成計画を検討する場合、通常、購買担当者は要件に基づいて機能を比較する。こうした要件は地理、業界、必要な後継者教育のレベルに応じて大きく変わる。こうした機能には以下のようなものがある。
- イベント管理
- 教育計画(コース)開発
- コンテンツとドキュメント管理の統合
- eラーニングプロバイダー、仮想教室、ソーシャルネットワークへのアクセス
- 継続的なスキル開発、学習追跡
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