オンプレミス環境で「Microsoft Exchange Server」を利用している企業がクラウドサービスに移行する場合、起こりやすい問題をあらかじめ確認しておこう。
Microsoftのグループウェア製品「Exchange Server 2010」の延長サポートが2020年1月に終了する。Exchange Server 2010を利用している企業は、オンプレミスのままアップグレードするか、クラウドサービスへ移行するかの決断を迫られている。
経験豊富な管理者なら、クラウドへの移行を恐れてはいないだろう。ただし行く手には落とし穴が隠れている可能性がある。ここで紹介するヒントを参考にして、「Microsoft Exchange Server」(以下、Exchange)のクラウド移行の際に陥りやすい問題を回避しよう。
移行先としては、クラウド版Exchangeの「Exchange Online」か、Exchange Onlineを含むクラウドオフィススイート「Office 365」のいずれかがある。本稿は特にOffice 365への移行を想定して話を進める。
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