統合運用管理は、企業内のサーバやストレージ、ネットワーク、アプリケーション、データなどの運用管理を一元化することだ。(続きはページの末尾にあります)
「Linux」サポートプログラムが好調なSUSEは、仮想化やコンテナ分野、生成AI活用でも成長を遂げている。同社CEOとAPAC担当者は、成長のキーポイントをどう捉えているのか。
英国コンピュータ協会はVMware製品からNutanix AHVに移行してコスト削減に成功した。60以上の仮想マシンの移行は問題にならなかったのか。コスト以外のメリットとは何か。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、IT部門が処理しなければならない問題は増加傾向にある。これらの問題を効率的に処理するには、どのようにすればいいのか。事例を基に説明する。
「着うた」をはじめ携帯電話向け音楽配信サービスを展開してきたレコチョクは近年、スマートフォンやクラウドへとサービスを拡大。システムの複雑化に伴う運用監視基盤の刷新と運用体制の見直しが課題となっていた。
Yahoo! BBを運営するNOCは、新サービス対応のため自動故障切り分けシステム「ATiS」を構築。故障対応の工数削減、復旧までの時間短縮など障害対応を効率化した。
VPNサービスの一メニューとして、有料でネットワーク障害時の工事情報、回復状況を電話やメールでユーザーに伝える。
NECフィールディングが、サーバ10台程度の中小規模システムを対象として、24時間365日体制でサーバの運用状況を監視するサービスを商品化し、販売を開始した。
IT部門の統合運用管理の対象には、企業が所有するハードウェアやソフトウェアを含む。統合運用管理業務を効率化すれば、IT部門はシステムの可用性を向上させたり、処理速度などのパフォーマンスを改善したりしやすくなる。IT部門は統合運用管理を実施する前に、自社のシステムの運用ポリシーと管理手順を定義する必要がある。
企業は統合運用管理業務をIT部門に任せることもあれば、社外にアウトソーシングすることもある。統合運用管理ソフトウェアを利用して自動化することも可能だ。統合運用管理ソフトウェアは、ハードウェアやソフトウェア、クラウドサービスなどのシステムとその契約内容などを監視し、制御する。
ベンダーは統合運用管理ソフトウェアをSaaS(Software as a Service)やオンプレミスソフトウェアとして提供する他、統合運用管理のマネージドサービスと共に提供することがある。統合運用管理ソフトウェアのベンダーには、IBMやHPE(Hewlett Packard Enterprise)、BMC Software、Broadcom傘下のCA Technologiesなどが挙げられる。