音楽配信サービスのレコチョクは、どうやってアラート発生件数を減らしたのか「着うた」をはじめ、スマホ/クラウド対応で複雑化するシステム

「着うた」をはじめ携帯電話向け音楽配信サービスを展開してきたレコチョクは近年、スマートフォンやクラウドへとサービスを拡大。システムの複雑化に伴う運用監視基盤の刷新と運用体制の見直しが課題となっていた。

2014年04月30日 08時00分 公開
[藤本和彦,TechTargetジャパン]

 レコチョクといえば、携帯電話(フィーチャーフォン)向けに「着うた」をはじめ、付加価値の高い音楽配信サービスを提供してきた音楽配信企業。近年では、スマートフォンやクラウドなどの技術の進化に合わせ、事業を拡大している。

 例えば、1曲ずつ楽曲の購入が可能な「従量課金型サービス」や、約100万曲以上の楽曲をスマートフォンでいつでも好きなときに楽しめる「定額制聴き放題サービス」など、新サービスの拡充やマルチデバイスの対応を強化している。

 また、KDDIとNTTドコモに加え2012年には任天堂とも協業、「ニンテンドー3DS/3DS LL」向けに音楽配信サービス「レコチョクアプリ ニンテンドー3DS」を提供開始している。他企業と協業することによって、より幅広い音楽配信サービスを提供するに至っている。

サービス拡大によるシステムの複雑化

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