Yahoo! BBを運営するNOCは、新サービス対応のため自動故障切り分けシステム「ATiS」を構築。故障対応の工数削減、復旧までの時間短縮など障害対応を効率化した。
日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は6月11日、「Yahoo! BB」を運営するソフトバンクBBのネットワークオペレーションセンター(NOC)に、自動故障切り分けシステムを構築したことを発表した。
ソフトバンクBBでは、ネットワークの障害監視や原因特定のために多くのスタッフを確保してきたが、NGN(次世代ネットワーク)への対応や新サービス導入への対応のためには更なるスタッフの増員が避けられない事態だった。日本HPのコンサルティング・インテグレーション(CI)統括本部では、ソフトバンクBBのNOCである「Super-NOCシステム」を2005年に構築。その実績を評価され、今回新たにワークフローエンジンを搭載するフレームワーク製品「HP Service Activator」による自動故障切り分けシステム「ATiS(Automatic Trouble isolation System)」を構築し、現場に個別に蓄積されたノウハウを共有してワークフローとして標準化を行った。新システム構築に当たっては、要件定義を2006年6月から開始し、2007年4月から10月に構築、同年11月からテスト稼働を開始。2008年6月に本格稼働を開始した。
ATiSを導入した結果、故障個所の自動切り分けによる一次故障対応の業務工数削減、故障検知から仮復旧までの時間短縮、障害復旧における障害監視オペレーション担当者の人的コスト削減などの効果が得られた。また、システム化により一次故障対応におけるヒューマンエラーがなくなり、より高品質のサービスを低コストで提供できるようになったとしている。
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