2013年07月23日 08時00分 公開
特集/連載

儲かっていないクラウドプロバイダーに浮上のチャンスは?付加価値サービスがキーに

新規参入のクラウドプロバイダーがクラウド市場で利益を上げるには。既存のIaaSをうまく利用しながら、セキュリティやディザスタリカバリ、管理ツールといった付加価値サービスで勝負することが重要らしい。

[Gina Narcisi,TechTarget]

 使った分だけを支払う柔軟な従量制の料金体系にひかれ、クラウドサービスを利用する企業顧客が増えている。その一方で、プロバイダー各社は利益を上げるのに苦労している。

 米TechTargetがクラウドプロバイダーを対象に実施した最近の調査では、約300社の回答者のうち44.8%が主要な経営課題として「クラウドサービスの収益性」を上げた。「クラウドサービスのコモディティ化が進むにつれて、この問題はますます悪化していくだろう」と、米コンサルティング会社CIMIのトム・ノール社長は指摘する。

 データセンターの構築に伴う先行投資の他に、非現実的な販売予測や競争的な料金体系まで加わったのでは、クラウドプロバイダーは最初から失敗を約束された状態に置かれかねない。クラウドプロバイダーが利益を上げるためには、付加価値サービスを通じて差別化を図るとともに、大手クラウドやコロケーション(ハウジング)サービスの多少の助けを借りることが鍵となる。

現行の料金体系で利益を上げるのはなぜ難しいか

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