アプリケーションのモバイル対応が迫られる中、今後のモバイルアプリ開発で重要になるのがAPIとMBaaSだ。関連ベンダーの動きをまとめた。
モバイル端末の業務利用が増えていることから、IT部門には、モバイル端末対応の業務アプリケーションを開発・デプロイすることが求められている。しかし、そこで問題になり得るのがバックエンドとの統合だ。
多くのIT部門は、多大な投資をしてきた独SAP、米IBM、または米Oracleのシステムを破棄して入れ替えるのではなく、既存のデータストアを利用するクロスプラットフォームのモバイルアプリを開発することを望んでいる。このようなレガシーのデータベースとモバイルアプリケーションをつなぐ役割を果たすのがAPIだ。
調査会社の米Current Analysisのアナリスト、シャーロット・ダンラップ氏は、「バックエンドとの統合は、エンタープライズ開発者にとって最大の頭痛の種だ」と言う。「従業員へのモバイルアプリの提供は急務であり、それに伴いレガシーシステムのデータをモバイルから利用できるようにしなければならない。しかし、オンプレミスからクラウドまで、データはあちこちに分散している可能性が多いにある。そこでAPIが非常に重要になる」
そして問題があるところには必ず、「ソリューリョン」を提供するベンダーが程なく現れる。
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