前編記事「モバイルアプリ比較:ネイティブアプリとクラウドアプリはどちらが優位か」に続き、モバイルアプリ開発におけるネイティブアプリとモバイルクラウドアプリの選択について解説する。
ネイティブアプリの開発では、iOSやAndroidなどのモバイルアプリ開発プラットフォームごとに、それぞれ独自の開発プロセスがあり、独自のネイティブプログラミング言語が使われる。プログラミング言語にはJava(Android)、Objective-C(iOS)、Visual C++(Windows Phone)などがある。
また、ネイティブアプリの開発には一般的に、米AppleのiOSソフトウェア開発キット、米GoogleのAndroid開発ツール、米Microsoftの.NET Compact Frameworkといった開発ツールが使われる。他にもSybase(米Sybase)やPhoneGap(米Adobe Systems)といったネイティブアプリ向けの開発ツールもある。
一方、クラウドアプリの開発ツールはモバイル端末のOSとは結び付いていない。クラウドアプリはHTML5、CSS3、JavaScript、C++などのサーバサイド言語、あるいは開発者が選んだPHP、Ruby on Rails、PythonなどのWebアプリケーションフレームワークで開発される(参考記事:HTML5はスマートデバイス用アプリ開発に使えるか?)。
ネイティブアプリ、モバイルクラウドアプリともソフトウェア開発を支援するツールや、フレームワークが提供されている。
Appleの開発プラットフォームでは、ネイティブアプリの開発者がiOSの通知機能を使って、音声のアラートを出したり、画面上に視覚的なアラートやバナーを表示したりすることもできる。クラウドアプリは、モバイル端末の一部のネイティブ機能と情報にアクセスできる。このアクセスには通常、APIを利用する。
モバイルアプリを開発する前に検討すべき問題には以下の6つがある。
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