クラウドの運用管理を自動化する2種類のDevOpsツール必要なのは既存の枠にとらわれない発想

本格的なクラウド自動化ツールの多くは、DevOps(開発運用連係)製品のカテゴリーに含まれる。DevOpsツールにはモデル型とスクリプト型の2種類がある。それぞれの仕組みを解説する。

2014年04月30日 12時00分 公開
[Tom Nolle,TechTarget]

 ITの歴史を振り返れば、アプリケーションの開発は「ボックス型」モデルで行われるのが一般的だった。このモデルは、各コンポーネントがマシンのイメージにリンクされ、そのイメージをデータセンター内の静的サーバ上でホスティングするという方式だ。リソースの柔軟性とアジリティ(即応性)を目標とするクラウドでは、アプリケーションのコンポーネントとそのリソースの間で動的な関連付けが求められる。それを実現するのがクラウドの自動化である。ただし、そのためには適切な計画と実装が必要だ。

 自動化とは、アプリケーションのコンポーネントの配備と再配備をソフトウェアで制御することによって、コンポーネント間およびアプリケーション間のリンクを正しく確立・維持するプロセスを指す。具体的には、自動化には2つの基本的要素が必要となる。

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