VMwareが仕掛ける自動化されたデータセンターとは?クラウドプロバイダーの競争力に貢献

物理リソースを抽象化してソフトウェアで機能を定義するアプローチが注目されている。中でも、データセンターインフラ向けのアプローチは、クラウドプロバイダーの作業負荷やユーザーのコスト削減などに有効だ。

2013年05月01日 08時00分 公開
[Gina Narcisi,TechTarget]

 可用性と拡張性に優れたクラウドサービスをライバル製品よりも安価に、しかもユーザーが自社で配備するよりも低いコストで提供するのは、プロバイダーにとって容易なことではない。

 米VMwareによると、ソフトウェア定義型データセンター(SDD:Software-Defined Datacenter)は新しいアーキテクチャ手法であり、これにより「プロバイダーおよびデータセンター運用者は、ハードウェアインフラだけでなく、ネットワークリソースや可用性関連のリソースも統合できる」という。VMwareで「vCloud Suite」を担当する上席クラウド戦略担当者のニーラ・ジャック氏は「データセンターインフラ向けのソフトウェア定義型アプローチは、プロバイダーにとっては柔軟性とコスト削減につながり、ユーザーにとってはより良いサービスを意味する」と説明する。

――サービスプロバイダーの視点から見た場合、従来のデータセンターとSDDの最大の違いはどこにあるのですか?

ITmedia マーケティング新着記事

news058.jpg

次世代生成AIで優位に立つのはMeta? Google? それともマスク氏のあの会社?
生成AI時代において、データは新たな金と言える。より人間らしい反応ができるようになる...

news183.jpg

GoogleからTikTokへ 「検索」の主役が交代する日(無料eBook)
若年層はGoogle検索ではなくTikTokやInstagramを使って商品を探す傾向が強まっているとい...

news160.jpg

B2B企業の市場開拓で検討すべきプロセスを定義 デジタルマーケティング研究機構がモデル公開
日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構は、B2B企業が新製品やサービ...