IIJは、クラウド型データベースシステム「IIJジオコンポーネントサービスデータベースアドオン」にDWHサービスを追加した。
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、月額課金で利用できるクラウド型データベースシステム「IIJ GIOコンポーネントサービス データベースアドオン」のラインアップに、米Pivotal Softwareの「Pivotal Greenplum Database」と米InfiniDBの「InfiniDB」を新たに追加した。データウェアハウス(DWH)向けに大量データの蓄積と分析に特化したデータベースを利用可能にすることが目的だ。2014年7月1日よりサービスを開始する。
IIJではこれまでにも、企業のビッグデータ活用に必要な要素技術とシステム基盤をクラウドで総合的に提供するため、ビッグデータの並列分散処理環境をクラウドサービスとして利用できる「IIJ GIO Hadoopソリューション」、ビッグデータ活用の効果を検証するトライアル環境の提供と技術支援を行う「IIJ GIOビッグデータラボ」といった関連サービスを提供してきた。今回、DWH向けにPivotal Greenplum DatabaseとInfiniDBを追加したことにより、データ分析支援サービスのラインアップのさらなる強化を図る。
時系列に蓄積された大量の企業内データを目的に応じて抽出、分析するDWHシステムの構築には大きなコストが伴うが、データベースシステムにクラウド型のサービスを利用することで、IT資産を持たない企業でもDWHが利用できる他、必要に応じて柔軟に拡張できるメリットもある。
IIJ GIOコンポーネントサービス データベースアドオンでは、チューニング済みのDWHサーバ、ソフトウェアライセンス、サーバの監視運用がセットで提供される。ユーザー企業は高度なスキルを要求されるチューニング作業(処理性能を最大化するためのパラメータ設定など)や運用管理の手間をかけることなく、高機能なDWHをすぐに利用できる。
また、同サービスはユーザー企業ごとに物理的に独立したサーバ・ストレージ環境で提供されるので、他のユーザー企業の影響を受けることなく安定した性能を確保している。データも専用のサーバ・ストレージに格納されるため、高いセキュリティレベルを維持できるという。
導入に当たっては、初期データの移行作業や、既存システムとのデータ連携機能(ETL)の構築、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの構築も、IIJがこれまで培ってきたノウハウを基に提供する。
データベースはニーズに合わせて選択可能。InfiniDBは、最少1台構成(1ノード)のエントリーレベルから始められる。Pivotal Greenplum Databaseは、高い機能性と可用性を求める企業に向く。月額料金はInfiniDBが9万8000円(価格は全て税別)/ノードから、Pivotal Greenplum DBで56万2000円/2ノードから。それぞれ1カ月のトライアルも可能。
次世代生成AIで優位に立つのはMeta? Google? それともマスク氏のあの会社?
生成AI時代において、データは新たな金と言える。より人間らしい反応ができるようになる...
GoogleからTikTokへ 「検索」の主役が交代する日(無料eBook)
若年層はGoogle検索ではなくTikTokやInstagramを使って商品を探す傾向が強まっているとい...
B2B企業の市場開拓で検討すべきプロセスを定義 デジタルマーケティング研究機構がモデル公開
日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構は、B2B企業が新製品やサービ...