上司の“むちゃ振り”が育てた「ITアウトソーシング」が今、熱いガートナー サミット 2014リポート

ITインフラのアウトソーシングへの意欲が今、企業で高まっているという。それはなぜなのか。アウトソーシングをするに当たって押さえておきたい4つのベストプラクティスと共に紹介する。

2014年06月17日 08時00分 公開
[荒井亜子,TechTargetジャパン]
ガートナー フランク・リダー氏

 ITインフラのアウトソーシングというと、一昔前ならばホスティングサービスやハウジングサービスを指しただろう。ところが現在は、アウトソーシングの選択肢が多様化している。クラウドコンピューティング(IaaSおよびPaaS)の登場が、データセンターサービスに多彩なオプションを生み出したからだ。

 ガートナー リサーチ バイスプレジデント フランク・リダー氏は、「クラウドを筆頭に、全世界でITインフラのアウトソーシング意欲が高まっている。しかし、IaaSからその効果を引き出すのは容易ではない」と述べる。

 本稿では、2014年6月11日に開催された「ガートナー アウトソーシング & ITマネジメント サミット 2014」のリダー氏の講演から、ITインフラのサービスプロバイダーを評価/選定するためのベストプラクティスを紹介する。

アウトソーシングが“コスト削減”と“価値向上”のギャップを埋める

 リダー氏によれば、企業でアウトソーシングの意欲が高まっている背景には、経営層がIT部門に求める2つの要件への圧力があるという。その2大要件とは、「コスト削減と、ビジネスにもたらす価値の向上」(リダー氏)である。IT予算は年々切り詰められ、ITに掛かるコストを下げるように求められる一方で、ITによってコスト削減以上の新たな価値(ビジネスへのインパクト)を生み出すことが期待されている。だが実際、コスト削減と価値向上は相反する目標であり、その間には大きなギャップがある。そこで、このギャップを埋める役割をアウトソーシングに求めるというわけだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

瞬時にM365が乗っ取られる――全社員に周知すべき“新フィッシング”の教訓

瞬時にM365が乗っ取られる――全社員に周知すべき“新フィッシング”の教訓
MFA(多要素認証)を入れたから安心という常識が崩れ去っている。フィッシング集団「Tycoon2FA」が摘発されたが、脅威が完全になくなったというわけではない。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...