HTML5? それともネイティブ? スマホ業務アプリの作り方4種を徹底比較検証、「HTML5で業務アプリができる」は本当か【前編】

スマートデバイス向け業務アプリに最適なのは、Webアプリか、それともネイティブアプリか。それとも、それ以外なのか。主要な4種の実現方法のメリットとデメリットを徹底比較する。

2014年12月17日 08時00分 公開
[横山 甲,新日鉄住金ソリューションズ]

 スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスを業務で活用するシーンは増え続けています。先行する企業では、メールやスケジュール管理といった定型業務での利用だけでなく、各社のコアビジネスへの活用に焦点が移りつつあります。

 一方で企業を悩ませているのが、スマートデバイス向けの業務アプリケーションを実現する方法の決定です。一口にスマートデバイス向け業務アプリケーションといっても、スマートデバイスに直接インストールするネイティブアプリケーション、Webブラウザで動作可能なWebアプリケーションなど、実現方法はさまざまです。

 本稿では、スマートデバイスの利点である可搬性や、使いたいときにすぐ使い始めることができる即時性、タッチによる直観的な操作性などに配慮した業務アプリケーションを「モバイル業務アプリケーション」と規定。モバイル業務アプリケーションの実現方法をまとめた上で、各方法のメリットとデメリットを整理していきます。

スマートデバイス活用業務アプリケーションを実現する4つのアプローチ

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